定款は、会社の目的、組織並びに業務執行などについての根本規則です。

実情に応じた定款の再整備で、企業運営を円滑に

現在の会社法の下では、法律の規制は最小限にとどめられており、定款の内容をある程度自由に変更することができます。これにより、会社の実情に沿った企業運営ができるようになっています。

会社の機関設計としては、もっともシンプルな形として、役員を取締役1名のみとし、取締役会や監査役を設置しないとすることも可能です。会社が実質は1名の取締役兼代表取締役のオーナー会社である場合等は、取締役会や監査役を設置しないとする定款変更も検討されてはいかがでしようか。

また、会社の必要に応じて、その他の会社機関、役員の員数・任期、公告方法、株券発行の有無などの定款規定に関しても再検討されてもよいと思います。

定款の整備(変更)は、関係法律や会社の実情に沿うように慎重に検討する必要がありますので、ますは専門家である司法書士にこ相談ください。会社の個性に適した定款を整備することによって、より円滑な企業運営を図ることができるようになるでしよう。